物件購入の流れ

マイホームは、欲しいと思ってすぐにお店で購入できるものではありません。
実際に購入・入居するまでにたくさんのステップが必要です。
はじめての不動産購入で迷子にならないよう、基本的な流れをチェックしていきましょう。

気になる物件は実際に見学してみよう

チラシやインターネットで気になる物件を見つけたら、さっそく問い合わせて見学を申し込みましょう。中古物件の場合はふらりと訪れて見学するのは難しいので、広告を行っている不動産業者に連絡してあらかじめ予約しておくのがおすすめです。

物件見学前に簡単なアンケートを求められる場合もあります。希望のエリアや間取り、予算などを質問されます。まだわからないという場合は空欄でもOKです。
いくつかの物件を見学していくうちに、具体的なマイホームのイメージが固まってきます。

特にこれは!という物件に出会ったら、日時を変えて2~3回見学しましょう。
周囲の環境や日当たりなど、1度見ただけでは気づかないことも多いためです。

購入とローンの契約

希望に沿う物件にめぐり会い購入の意思が決まったら、物件購入の手続きを進めていきます。
引き渡し時期や価格など条件交渉を行う前に、購入申し込みを行って意思表示を行います。
申し込み時に証拠金として10万円程度のお金が必要になる場合があります。これは手付金と違い、契約が成立しない場合は返却されます。
住宅ローンを利用する場合は、借入可能な金額かどうかの事前審査を申し込みます。

購入条件に折り合いがついたら契約に進む前に契約内容の確認を行います。
「重要事項説明書」「売買契約書」に記載された物件内容、契約内容、特約事項、支払日、売買代金、手付金の金額など問題がないか慎重に進めましょう。
不明点があれば不動産業者に問い合わせて、契約時までに明らかにしておくようにします。

それが終わると、いよいよ売買契約です。
契約時には購入価格の5~10%程度の手付金を支払います。手付金は後ほど購入代金に充当されますが、買主の都合で購入を中止する場合はこのお金を売主に支払うことになります。
売買契約が成立したら、住宅ローン申し込みの正式な手続きを行います。
2週間ほどの本審査で承認されれば、金融機関と住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)を結びます。

入居まで、入居後の段取り

物件の引き渡しは購入代金の支払いと同時に行います。
住宅ローンの融資も同日に行われるため、引き渡しは住宅ローンを利用する金融機関で行われるのが一般的です。残金の支払いが確認されたら物件の鍵が引き渡され、入居が可能になります。

引き渡しが確認されたら、同じ日に不動産の所有権移転登記を申請します。
登記の申請は委任を受けた司法書士が行います。所有権を登記することで、法律的な権利を第三者に主張することができるようになります。

まとめ

マイホームで暮らし始めるまでの具体的な流れはイメージできたでしょうか。
不動産の購入は一生に何度もない一大イベントです。すべて1人でこなそうとするとパンクしてしまうかもしれません。
不動産業者の担当者や金融機関のローン担当者など、専門家の手も借りながら余裕をもって理想の住まい探しを楽しみましょう。

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